死にたい私の寝正月
起きたら数時間経っていて、既に夜だった時の安堵感。
ここ1ヶ月くらい、眠れない日々が続いていた。厳密に言えば、眠れるのだけれど、寝付きが悪い。眠りが浅い。導入剤を飲みながら、無理やり意識を落として出社する毎日が続いていた。
正月はさすがに仕事はない。家に持ち込まなかったというのもあるが。生活がいくら乱れようと、誰に迷惑をかけるでもない。眠りたい時に眠り、起きたい時に起きれば良い。そう思っていた。
昨夜も案の定寝付きが悪く、眠りについたのは早朝に近かったような気がする。次に起きたのは12時頃。朝とも昼ともつかないような食事をして、今日は何も予定がないからと部屋でのんびりして。
…目が覚めたら18時だった。知らぬ間に、3時間も寝ていた。驚いたが、私に残った感情は、衝撃や恐怖、焦燥よりも安堵だった。自然に眠たくなり、自然に眠りにつき、そして目が覚める。たった数時間の出来事だったが、それが私には久々のことのように思えて、幸せを感じた。