死にたい私の生きる場所

生きづらさを共有したい。何の生産性もない日記。

死にたい私の大人観

今こそ子どもらしさを取り戻せ。

今週のお題「二十歳」に寄せて。20歳になった頃は、大人になった、という感覚は正直全くなかった。学生という身分であったからかもしれない。社会に出てから、特にここ数年で、知らない間に大人と呼ばれる生き物になってしまった、という感覚が強い。周りから大人として扱われる機会が増えたから、自然とそれらしく振る舞うようにもなっている気がする。…当の心は、幼稚な世界に置き去りだと言うのに。

冒頭の文は中学生の頃、恩師から「10年後の君たちへ」という題で授かったフレーズである。彼は当時の私から見て大人に見えていたが、実際に彼の年齢を越えて、それが幻想であることを知った。年齢だけを重ねて、彼のような立派な大人になれている感覚は全くなかった。
…このフレーズには続きがある。「自分に限界を作るな。夢をもて。昔の君たちは毎日楽しそうに笑っていた。」さて、私は最近笑えていただろうか?楽しく過ごせていただろうか?
大人になると、諦めることが得意になる。しかし、そんな大人達を見て、子どもはどう思うだろうか?夢も、希望も、あったものではない。

子どもらしさとは、何事も楽しむ心、夢中になること、熱中する心、無邪気であること…そのようなものを指しているのではないだろうか。わがままという類いのものではなく、好きなものをただ好きだと言える、それに向かって行動できる、純粋な心。彼の文章を読み返しては、子どもらしさを忘れない大人が真の大人たりえるように思う。そして、子どもにロールモデルとして、子どもらしさを備えた大人を示していきたい。